この1年息子がどんな勉強をしてきたか 〜得意な英語にも苦手がある
前回のブログで書いた通り、英語は比較的得意科目ではありましたが、その中でも苦手な分野はあるものです。
「苦手=伸び代」ですから、これを見極めるのは大切な事です。
英語の場合はListening、Speaking、Reading、Writingの4技能であったり、文法、長文や穴埋め、語順整序といった入試問題の出題形式など、技能別、分野別にこれを見極めていきました。
まずは実力に見合った問題集(簡単過ぎず、やや難しいくらい)に一通り取り組み、苦手分野を分析。
うちの息子は9月の終わりから約2か月で、旺文社の「上級問題集」と学研の「難関突破精選問題集」に取り組みました。
2冊とも国立、難関私立の入試問題を集めた問題集ですが、章立にそれぞれの特徴があります。
入試問題の出題形式がわかりやすく整理されているのは学研。一方で旺文社の方は解説編がぶ厚く丁寧なのが特徴でしょうか。
文法問題は得意なようですが長文読解にはまだまだ伸び代があるようでしたので、東京学参の「高校入試特訓シリーズ 英語長文難関攻略30選」をセレクトし取り組むことにしました。
この問題集は中々読み応えのある長文がそろっているそうで、中味、解説とも充実していてオススメの問題集だとか。(私は英語がサッパリなので息子の感想です。)
ちなみにこの「高校入試特訓シリーズ」は各科目、分野別に様々な問題集がそろっています。
うちでは英語長文の1冊のみでしたが、他の科目のものもなかなかよさげな感じです。
使った方の感想を是非とも聞いてみたいです。
一方で4技能の方は英検を受ける事でそれぞれの実力が良くわかります。
うちの息子はリスニングに伸び代あったので、冬場から自宅ではリスニング対策に重点的に取り組みました。(個別指導の塾ではリスニングは出来ないので。)
リスニングに関しては、高校受験向けのリスニング問題集というものはあまりないのですが、大学受験用や検定用などの一般的な英語教材を視野に入れて探しました。
まず目をつけたのはNHKラジオ。
NHKラジオは英語だけでも沢山の番組がありますが、番組毎にCEFRの表示があるのでレベル感は掴みやすいです。
うちの息子が取り組んだのは「enjoy simple english」。
CEFRはA2〜B1の表示。
英語の物語の朗読を1日5分聴く番組で、テキストは英文のみ、日本語訳なしで、ひたすら英文を読んで聴くスタイル。
英語を勉強するというよりは、慣れるという代物なので、一定以上の英語力がないとサッパリかもしれません。
NHKの語学学習アプリを使えば、1週間分(前週の放送分)をまとめて好きな時間にきけますし、内容が理解できているかを確認できる三択クイズみたいなものもあってオススメです。
終盤はリスニング素材探しにに奔走し、語学春秋社の「6段階マルチレベルリスニング」のレベル3、4、学研の「イチから鍛える英語リスニング入門編」など、一般的な英語学習や大学受験向けの教材に挑戦。
前者は小学生〜難関大学受験レベルの6段階に分けられており、自分にあったレベルを選んで購入する事が出来ます。(英検の等級も目安で示されているのでわかりやすい。)
あまり書店では見かけないのですがオススメできると思います。
後者の方は大学受験用の教材ですが、リスニングで得点を稼ぐためのポイントについても書かれてありますので、割と早めに通読しておくと良いのかも。
その他、英語の学習教材については、雑誌や新聞など実に幅広く豊富にあるので、手に入れ易い反面、しっかりと見定めていかないとお金の無駄遣いになりかねないと思います。
中学生自身が選ぶにはまだまだ難しい面があるかなと思いますので、親御さんがしっかりとサポートをしてあげると、効果的な学習に結びつくのでは、と思います。
長くなってしまったので、この辺りはまたの機会に。