科目ごとの勉強時間帯について考えてみる
うちの息子が受験勉強に本腰を入れ始めたのは中3の秋も深まる頃である。
●文化祭や学校説明会を巡り「この学校に入りたい」という気持ちが芽生えた。
●夏休みの勉強の甲斐あって模試の結果が少し良くなりヤル気が芽生えた。
●部活を引退して時間ができた。
●志望校の過去問をやってみて結果にショックを受けた。(合格最低点の半分くらい。笑)
要因は多々ありますが、いよいよ本格始動です。
ただ入試本番まで残り3ヶ月と、短期間で志望校とのギャップを埋めなければならず、相当に効率的に学習していかなければならない状況。
ヤル気はでてきたものの勉強の計画の立て方、進め方がわからず、無駄に時間を費やしかねない。
ここは元受験生たる私の出番じゃないかと。(笑)
息子の学習計画への大規模介入作戦を開始することにしました。
まずは日々の学習計画をしっかりと決めるところから。
我が家ではコクヨのスタディプランナーで毎日の勉強時間、内容について計画を立てていきました。
https://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/campus_studyplanner/
いくつかタイプがありますが、うちはルーズリーフのウィークリー罫を使いました。
これで毎日の勉強時間、取り組む科目とその範囲を明確にしました。
基本的な組み立ては
①毎朝、登校前の1時間は数学
②塾の前後、夕方〜夜は国語or英語の長文
③単語系の暗記モノor英語リスニングは就寝前に少しずつ
④週末は数学の苦手対策や過去問などのテスト形式
です。
①朝は数学で頭のウォーミングアップです。
簡単な計算問題から始めると良いとの話もありますが、うちは短期間集中なので、朝からそこそこの難易度の問題集に取り組みました。
数学はひらめき、瞬発力を鍛えたいので、頭の冴える朝〜午前中が効率的に吸収できると考えました。
「朝イチからこの問題集は難し過ぎる」と息子はぼやいていましたが、ここはもう筋トレ的発想で多少の負荷をかけないと効果がないかと。(笑)
②夕方〜夜の時間帯は疲れが出てくる時間帯ではありますが、思考力、問題解決力の高まる時間帯でもありますので、英語または国語の長文読解に取り組みました。(週の前半は嫌いな国語、後半は好きな英語)
うちの息子は残念ながら読書の習慣がまったくなかったので、本を読む感覚で一つでも多くの長文に取り組むように心がけ、思考力アップと同時に語彙力アップも狙いました。
③就寝前は、気軽に取り組め、短時間で完結するものが最適です。また、この時間帯に憶えたものは睡眠中に記憶に定着しやすいという事で、就寝前は暗記モノが向いているという事は世間で広く知られている事と思います。
うちの息子は国語の語彙力不足が明白でしたので、就寝前15分は現代文または古文の単語帳での暗記の時間としました。
また、英語のリスニングも思考力というよりは、英語を聞き取る技能や音声で英単語を定着させるための訓練の要素が強いかな?と思い、この時間帯に設定しました。
④まとまった時間がとれる週末の昼間は苦手の数学を中心に。より多くの演習をこなし、解き方のバリエーション、ひらめきの引き出しを増やす事に注力しました。
終盤戦は時間の決められたテスト形式(問題集の模擬試験や志望校の過去問)を行い、各科目の学力の状況を確かめるとともに、時間配分の取り方など、本番に向けてテスト形式に慣れる事に注力しました。
朝、午前、午後、夕方、夜
と、時間帯ごとの脳の状態を考慮して勉強する内容を変える事は、効率的な学習計画を組む上でとても大事な事のようです。
習慣付けしやすい朝、とか、疲れが出てくる夕方は好きな科目、とか、暗記モノは寝る前、時には息抜きも大事、等々
自らの大学受験の頃の経験に加えて、ネット上の色々な情報を参考に学習計画を組み立てました。
この辺りは中学生自身ではまだまだ難しいでしょうから親御さんがこっそりアドバイスをしてあげると良いのではないでしょうか?
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勉強に本腰を入れ始めた要因で一番大きかったのは、
●ニンテンドースイッチオンラインの契約期間が切れた。
これかもしれません。(笑)