息子の高校受験について書いてみる

我が家の息子の高校受験体験記

この1年、息子がどんな勉強をしてきたか 〜スイッチが入るまで

中2までは学校の宿題をする程度の最低限の自宅学習しかしてこなかった息子。

塾も個別指導に中2の秋から週1コマの英語だけでした。

そんな調子でまともな高校受験は無理だよねーと、中3になる春休みからボチボチ勉強を始めようと話を持ちかけてみました。

 

まずは個別指導のコマ数を増やす提案をするもかなりの反発。

部活がどうだの、理科社会は人に教えてもらうようなものじゃないだの、屁理屈を捏ねてくる。

(単に拘束時間が増えて自由を奪われたくないだけなのがよーく分かる。笑)

ならばと春季講習だけ集中的にやってみようかと、春休み中のコマ数増、科目増を提案。

かなり渋りながらも同意を得て、主要3教科英数国で春季講習を設定しました。

我が息子、単純な性格なので、イヤイヤ言いながらも一旦やりだすと楽しくなるタイプ。

春季講習終了後は週3コマに増やして(英数国1コマずつ)通う事に。

作戦通りです。笑

 

一方で自宅学習の方も習慣づけていかなければなりません。部活や塾の合間、ひたすらゲームの日々では困りますしね。

「理科社会は人に教えてもらうものじゃない」と豪語するものですから、「それなら理科社会は家でしっかり自分でやれよ」ということで。

まずは春休みからゴールデンウィークまでに、中2までの分野を一通り復習する事に。

問題集は本屋で色々眺め、東進ブックスの「中1・中2の完全復習」を息子自らセレクト。

http://www.toshin.com/books/archives/2013/04/post_132.html

https://www.toshin.com/books/archives/2013/04/post_133.html

分野毎に所要時間は1時間、語句の穴埋め式で要点の学習+15分の入試レベル問題の小テストという構成。

時間の目安が明確で計画が立て易いし、理科12回、社会14回だからゴールデンウィークまでに終わらせるのにちょうど良いかなと。

内容もほどほどの難易度、かつ、わかりやすいと息子は気に入っていた様子。

数学、国語については他社の復習系の問題集に取り組みましたが、様々な面で東進ブックスのこのシリーズがよかったようです。

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そんなこんなで、1年前の春休みから、どうにかこうにか受験勉強のスイッチを入れた、という感じです。さてさて、これからどうやって勉強の密度を上げていくかですね。

 

##

実際には自宅学習はサボり気味で、復習の問題集は夏までやっていました。笑

この頃はまだ「いつまでにこの問題集を終わらせよう」程度しか決めていなかったですし、進捗度合いの確認もしていませんでした。

自分で計画して進められるようになる事を期待していたのですが、やはりダメでしたね。笑

 

志望校選びについて その2

すっかり出遅れ気味につき公立受験にはかなり不利な我が家でしたが、世間一般では公立志望が高校受験のマジョリティである事に間違いはなく、うちの息子も誰が言ったか「公立行くのが勝ち組」とかなんとか。

高校受験案内を熟読し、神奈川県内の公立高校が集まる展示会に足を運び、ドイツ語やフランス語などの第二外国語が選択できる某県立高校を第一志望校とする事に。

内申点の比率が低目、高得点科目の点数が倍になる、面倒な特色検査が無い、というのが決め手でしたが。笑)


ところが、ところがですよ。

「今の内申点では厳しい」というのが学校、塾の見解。こちらとしてはそれでも随分と譲歩したつもりだったのですが。。

正直、これ以上は学校のランクを下げたくはないし、そもそも内申点なんかで進学先を決められたくない。

それに加えて私立併願て何さ?その謎のシステム。それもまた内申点に左右されるという。。


うちの息子はもっと良い高校に行ける!と若干の親バカが発動し、内申点なんて関係ない、学力テスト一発勝負の私立高校オープン受験で良いじゃないか!もう公立受験なんてやめやめーっ。となったのが中3の秋。

ちょうど文化祭のシーズン、いくつかの私立高校の文化祭や学校説明会に参加し、最終的に息子が気に入った某私立高校を第一志望とする事に。

それ以降は「○○高校に行きたい。」と、うちの息子の勉強に取り組む姿勢も明らかに変わっていきました。


偏差値にして5〜10の差はありましたが、半年間、志望校の傾向と対策を考え、日々の計画を綿密に立てながら学習に取り組み、なんとか合格する事ができました。

合格した今だから言えるところもありますが「志望校選びは行ける学校よりも行きたい学校」ですよね。

周囲の意見は様々あるかと思いますが、そのあたりは所謂すべり止め選びの参考にさせて頂いて。

少々上のランクであろうが、行きたいと思う気持ちがあればなんとか頑張れるものだなと、今回の息子の高校受験を通して改めて感じ入りました。



志望校選びについて その1

志望校を絞り込むのは入試の出願直前の中3の秋冬あたりでも充分かと思いますが、志望校の選択肢の幅を持たせるためには、なるべく早く地元の高校受験の仕組みを知り、準備しておく必要があると思います。


我が家の場合はこの点が一番の反省点でして、「そろそろ高校受験、考えるか?」となったのが今から約一年前の中3になる春休みの事。

実はその時点で、公立受験の配点の約1割が決まってしまっているという事に愕然としたものです。笑(我が家のある神奈川県の場合、中2の内申点がそれくらい影響します。)

この辺り、都道府県によって仕組みが違うようで中1の成績も関わるところもあるようですから、公立志望の方は特に、早めに地元の高校受験案内などに目を通される事をお勧め致します。


ちなみに私自身は東京出身で中高一貫校卒、妻は東北地方で私立高の推薦入試という事で、神奈川県の高校受験事情などまったく知りませんで。。このようなご家庭は特に要注意。また、地元の方でも時代が違えば制度も違いますので安心なさらず早めに確認をされた方が無難かと。

高校受験は中学や大学の受験とは異なる、単なる学力勝負ではない「特殊な制度」なのだと思います。


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このような本が書店にあるかと思います。

公立受験の仕組みや推薦、併願とやらの仕組みなどなどについて詳しく書かれていますので、各学校の情報よりも、まずは高校入試の制度を理解する事をお勧めします。


ちなみにうちの息子は、この本が受験中の愛読書になりまして、入試本番の前夜にもこの本を読み耽っておりました。笑

(ゲームも禁じて余程ヒマだったのか。笑)


第一志望に合格できました。

我が家の息子ちゃん。

この度、第一志望の高校(早慶ほどではありませんが難関と言われる私立高校です)に合格できました。

とにかくまずはお疲れさん。

そしておめでとう。


中2時点で内申点ほぼオール3。

内申重視の公立から私立志望に切り替えたのは中3の秋。

そこからはひたすら英数国の勉強。

机の上に並ぶ数々の問題集を見渡すと、これだけの量を半年間でよくもやったなーと感心しきりです。

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せっかくですから、これから高校受験をされる皆様の参考となるように、我が家の息子がやってきた勉強方法や問題集のレビューなどを書いていきたいと思います。