息子の高校受験について書いてみる

我が家の息子の高校受験体験記

せっかくの学習習慣を継続させよう

受験が終了し、入学手続きの諸々も終わった頃に新型コロナの感染が深刻化。卒業式まで残り僅かな日々も休校、個別指導塾も一旦休講になり、家でゴロゴロとスマホを弄り倒す日々。(高校合格記念にiPhoneを買ったばかりだった。)

 

多少の息抜きは有りとは思いますが、高校生ともなれば自分でスケジュールを組み立てて、やる時はやる、遊ぶ時は遊ぶ。メリハリつけて行動して欲しいもの。もう余計な口出しはしたくない。

 

まずは本屋に連れ出し、手帳を購入。

NOLTYスコラなる4月スタートの中高生向けの手帳である。

学生向けらしく学習計画の立て方や振り返り記録の付け方など、手帳の使い方、PDCAサイクルの回し方などの解説が充実しているので便利。

3月(何故か9日)から書けるので、使い方の解説を自分で読んで日々の計画を立てなさい。と。。。

 

ところがですよ。

受験が終わり、高校から渡された宿題も終わってしまった今、学習に対するモチベーションをすっかり失ってしまった我が息子。

 

立てる目標が無い。と。。

 

わかる。息子よ。

その気持ちはわかるよ。。

でもな。でもですよ。

春には英検2級を受けるでしょ。

4月からはNHKラジオ講座で英語とフランス語もやるって言ってたでしょ。

数学だってスタートで遅れないように予習しておくと良いんじゃね??

などなど。

結局、口出ししてしもたーー。

 

ま。3月中はギリ中学生って事で。

4月からはホント、頼むよ。息子よ。

 

そんなこんなで。

①5月末の英検2級に向けた学習計画

旺文社の総合対策教本とリスニング問題120は一通り終わっているので、同じ旺文社の過去6回全問題集を購入。毎週1回分を本番と同じ制限時間内で実施する。

併せてスタディサプリの英検対策講座を視聴する。

以上を5月中旬まで。

残りの半月は総合対策教本とリスニング問題集を使って弱点の復習にあてる。

 

②その他の外国語学習計画

本屋で無料配布されている

NHK英語テキストえらべるガイド

https://www.nhk-book.co.jp/image/tachiyomi_a/eraberuguide2020/

に掲載の英語力測定テストを実施したところ、CEFRでB2の判定でしたので、NHKラジオの"高校生からはじめる「現代英語」"を4月から始めることに。

英語以外も挑戦したいとの事で、同じくNHKラジオの「まいにちフランス語」も4月から挑戦。

今まで続けてきたenjoy simple englishと合わせてNHKラジオ講座を3講座、まずは4月のテキストを購入。ラジオはこれまで同様、アプリを使って曜日を決めて溜め聴きする計画のようだ。

その他、「英語がわかればフランス語はできる!」という書籍を購入。息子にとっては、日本語よりも英語と対比する方がフランス語はわかりやすいのだとか。

 

③数学の学習計画

高校受験時は毎朝1時間、数学の問題集をやっていたのですが、これが一番習慣として身に染みたようで、受験直後から、高校から出された数学の宿題を毎朝やっていた息子。

宿題が終わる頃になって、自ら数学の問題集を所望してきた。(良い事だ。)

高校受験時終盤戦にお世話になった「高校への数学」と同じ東京出版の「大学への数学」シリーズで一番易しめの問題集である「プレ1対1対応の演習/数学Ⅰ」を購入。

高校数学の予習として取り組み始めた。

毎朝見開き2ページをやっていき、4月の中旬までには数学Ⅰを終わらせる予定だとか。

「ベン図がわからない」からと、スタディサプリの講座を見てから問題集に取り組むなど、自ら複数の教材を組み合わせて学習する事ができるようになったのは大きな成長である。

 

ひとまずこんなところで高校生スタートしてもらって、あとは自分で考えてやってくれる事を切に願う。。

 

うちの息子は文系なのか?理系なのか?

妻も私も工学部出身の(一応)理系。

そんな両親をもつ我が息子は、中3に進級する時点では英語だけが得意でその他は至って普通。

5教科のうち英語以外は全て内申点3。

中2の2月に受けた模試の結果も英語以外は偏差値50ちょいである。

 

英語が好きだから英語がやりたい。

「大学は文学部に行って英語の勉強がしたい!」というのだが、果たしてうちの息子は文系脳なのだろうか?

 

英語の勉強は好きだが国語の方はどうだろうか?

小さな頃から図鑑や科学系などの知識本は読んでいましたが、小説、物語系の本にはほぼ手を出さなかった故、主人公の心情やら行間を読むなんて事は「何それ??」な世界。

使える語彙も偏っており慣用句はさっぱり駄目な部類。

国語はどちらかと言えば不得意、かつ「嫌い」と言わざるを得ない。

 

一方で数学に関しては成績が振るわなかった事は確かなのですが、決して理解できないという訳では無さそう。

「好きでも嫌いでもない。」

成績不振の原因は、勉強に対するモチベーションの無さ故の練習量不足ではないかと。

 

日常会話や物事の考え方などは実に理系寄り。

好きだという英語の好きさぶりも、文法や構文、単語の語源など、英語という言語の構造に興味を持っており、英語を聴きとり、話せるようになりたい!という感じではない。

文学的な興味でもなく、自然科学的な言語学として英語に興味を持っている。

 

そんなわけで、うちの息子はやはり理系脳ではないか?数学の方が伸び代があるのではないか?という結論に至り、秋の受験勉強本格始動以降、数学については若干スパルタ気味に訓練を重ね、数学を得意科目に変える作戦を実行することになりました。

 

思い返せば、数学に関してはかなりの量の問題集をこなしてきました。

これだけの量を短期間でよくやったなと思います。

得点力は確実に上がりましたし、結果もついてきて親子共々ホッとしています。

同じ量の問題集をこなして、国語の得点力をここまで伸ばす事ができたか?というと、それははっきりとはわかりませんが、恐らく違う結果になったであろうと思いますし、その前に音を上げていたのでは、と(笑)

 

やはり理系は理系なりの、文系は文系なりの学力の鍛え方、得点力アップのコツというものがあると思います。そこを見極めた上で、それに見合った学習計画を立ててあげる事が短期間での受験攻略には必要だと思います。

 

さて、長くなってしまったので、こなしてきた数学の問題集についての具体的な話は次回にさせて頂こうと思います。

高校入学に向けて英和辞典を買った

我が家の息子。高校の入学説明会で渡された英語の宿題にいそいそと取り組んでいるのですが、「問題は難しくはないけどわからない単語がある。中学生向けの辞書には載っていない。」との事。

それならば新しい辞書を買いましょうかと近所の本屋へ。

沢山の辞書がある中で息子が選んだのがコンパスローズ英和辞典。

http://www.kenkyusha.co.jp/compassrose/

前置詞が図解付きで詳しく説明されているのが良いそうだ。

ちなみに、うちの息子の愛読書である総合英語FACTBOOKの著者でもある大西先生の編纂だという所も決め手に。

https://www.kirihara.co.jp/product/detail/205224/

 

ところがこの辞書、お値段を見るとなんと6300円。

他の同程度の英和辞典が4000円弱のところ、なんと6300円!

本当にこれが良いのか?と問い質すと、「この内容ならこの価格は致し方ない」とうちの息子様は申すのである。

「おー。うちの息子も違いの判る男になったかー。」とちょっと感心。

 

6300円の英和辞典を持ってレジに向かう途中、辞書が平積みされた特設コーナーがある。

その中に色違いのコンパスローズ英和辞典を発見。

値段を確認すると3500円じゃないですか。

慌てて2冊の英和辞典を比較する親子。

結果は「中身は一緒、2800円の値段差は装丁が並か革かの違いだけ。」

 

私「どうする?」

息子「。。。。3500円の方にする。」

私「だよね。。。(価格の差は内容じゃなくて装丁だったね。。。)」

 

##

ちなみにわからない英単語とはなんぞやを聞いたところ、

exotic

だそうで。

息子「父ちゃん、exoticってわかる?」

私「エキゾチックといえばジャパーンだろ。。。」

息子「。。。。」

私「風変わりなっつうかなんつうか。。。」

息子「。。。。」

自分自身の語彙力のなさに反省。。

科目ごとの勉強時間帯について考えてみる

うちの息子が受験勉強に本腰を入れ始めたのは中3の秋も深まる頃である。

●文化祭や学校説明会を巡り「この学校に入りたい」という気持ちが芽生えた。

●夏休みの勉強の甲斐あって模試の結果が少し良くなりヤル気が芽生えた。

●部活を引退して時間ができた。

●志望校の過去問をやってみて結果にショックを受けた。(合格最低点の半分くらい。笑)

要因は多々ありますが、いよいよ本格始動です。

ただ入試本番まで残り3ヶ月と、短期間で志望校とのギャップを埋めなければならず、相当に効率的に学習していかなければならない状況。

ヤル気はでてきたものの勉強の計画の立て方、進め方がわからず、無駄に時間を費やしかねない。

ここは元受験生たる私の出番じゃないかと。(笑)

息子の学習計画への大規模介入作戦を開始することにしました。

 

まずは日々の学習計画をしっかりと決めるところから。

我が家ではコクヨスタディプランナーで毎日の勉強時間、内容について計画を立てていきました。

https://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/campus_studyplanner/

いくつかタイプがありますが、うちはルーズリーフのウィークリー罫を使いました。

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これで毎日の勉強時間、取り組む科目とその範囲を明確にしました。

 

基本的な組み立ては

①毎朝、登校前の1時間は数学

②塾の前後、夕方〜夜は国語or英語の長文

③単語系の暗記モノor英語リスニングは就寝前に少しずつ

④週末は数学の苦手対策や過去問などのテスト形式

です。

 

①朝は数学で頭のウォーミングアップです。

簡単な計算問題から始めると良いとの話もありますが、うちは短期間集中なので、朝からそこそこの難易度の問題集に取り組みました。

数学はひらめき、瞬発力を鍛えたいので、頭の冴える朝〜午前中が効率的に吸収できると考えました。

「朝イチからこの問題集は難し過ぎる」と息子はぼやいていましたが、ここはもう筋トレ的発想で多少の負荷をかけないと効果がないかと。(笑)

②夕方〜夜の時間帯は疲れが出てくる時間帯ではありますが、思考力、問題解決力の高まる時間帯でもありますので、英語または国語の長文読解に取り組みました。(週の前半は嫌いな国語、後半は好きな英語)

うちの息子は残念ながら読書の習慣がまったくなかったので、本を読む感覚で一つでも多くの長文に取り組むように心がけ、思考力アップと同時に語彙力アップも狙いました。

③就寝前は、気軽に取り組め、短時間で完結するものが最適です。また、この時間帯に憶えたものは睡眠中に記憶に定着しやすいという事で、就寝前は暗記モノが向いているという事は世間で広く知られている事と思います。

うちの息子は国語の語彙力不足が明白でしたので、就寝前15分は現代文または古文の単語帳での暗記の時間としました。

また、英語のリスニングも思考力というよりは、英語を聞き取る技能や音声で英単語を定着させるための訓練の要素が強いかな?と思い、この時間帯に設定しました。

④まとまった時間がとれる週末の昼間は苦手の数学を中心に。より多くの演習をこなし、解き方のバリエーション、ひらめきの引き出しを増やす事に注力しました。

終盤戦は時間の決められたテスト形式(問題集の模擬試験や志望校の過去問)を行い、各科目の学力の状況を確かめるとともに、時間配分の取り方など、本番に向けてテスト形式に慣れる事に注力しました。

 

朝、午前、午後、夕方、夜

と、時間帯ごとの脳の状態を考慮して勉強する内容を変える事は、効率的な学習計画を組む上でとても大事な事のようです。

習慣付けしやすい朝、とか、疲れが出てくる夕方は好きな科目、とか、暗記モノは寝る前、時には息抜きも大事、等々

自らの大学受験の頃の経験に加えて、ネット上の色々な情報を参考に学習計画を組み立てました。

この辺りは中学生自身ではまだまだ難しいでしょうから親御さんがこっそりアドバイスをしてあげると良いのではないでしょうか?

 

##

勉強に本腰を入れ始めた要因で一番大きかったのは、

ニンテンドースイッチオンラインの契約期間が切れた。

これかもしれません。(笑)

この1年息子がどんな勉強をしてきたか 〜得意な英語にも苦手がある

前回のブログで書いた通り、英語は比較的得意科目ではありましたが、その中でも苦手な分野はあるものです。

「苦手=伸び代」ですから、これを見極めるのは大切な事です。

英語の場合はListening、Speaking、Reading、Writingの4技能であったり、文法、長文や穴埋め、語順整序といった入試問題の出題形式など、技能別、分野別にこれを見極めていきました。

 

まずは実力に見合った問題集(簡単過ぎず、やや難しいくらい)に一通り取り組み、苦手分野を分析。

うちの息子は9月の終わりから約2か月で、旺文社の「上級問題集」と学研の「難関突破精選問題集」に取り組みました。

2冊とも国立、難関私立の入試問題を集めた問題集ですが、章立にそれぞれの特徴があります。

入試問題の出題形式がわかりやすく整理されているのは学研。一方で旺文社の方は解説編がぶ厚く丁寧なのが特徴でしょうか。

 

文法問題は得意なようですが長文読解にはまだまだ伸び代があるようでしたので、東京学参の「高校入試特訓シリーズ 英語長文難関攻略30選」をセレクトし取り組むことにしました。

この問題集は中々読み応えのある長文がそろっているそうで、中味、解説とも充実していてオススメの問題集だとか。(私は英語がサッパリなので息子の感想です。)

ちなみにこの「高校入試特訓シリーズ」は各科目、分野別に様々な問題集がそろっています。

うちでは英語長文の1冊のみでしたが、他の科目のものもなかなかよさげな感じです。

使った方の感想を是非とも聞いてみたいです。

 

一方で4技能の方は英検を受ける事でそれぞれの実力が良くわかります。

うちの息子はリスニングに伸び代あったので、冬場から自宅ではリスニング対策に重点的に取り組みました。(個別指導の塾ではリスニングは出来ないので。)

 

リスニングに関しては、高校受験向けのリスニング問題集というものはあまりないのですが、大学受験用や検定用などの一般的な英語教材を視野に入れて探しました。

まず目をつけたのはNHKラジオ。

NHKラジオは英語だけでも沢山の番組がありますが、番組毎にCEFRの表示があるのでレベル感は掴みやすいです。

うちの息子が取り組んだのは「enjoy simple english」。

CEFRはA2〜B1の表示。

英語の物語の朗読を1日5分聴く番組で、テキストは英文のみ、日本語訳なしで、ひたすら英文を読んで聴くスタイル。

英語を勉強するというよりは、慣れるという代物なので、一定以上の英語力がないとサッパリかもしれません。

NHKの語学学習アプリを使えば、1週間分(前週の放送分)をまとめて好きな時間にきけますし、内容が理解できているかを確認できる三択クイズみたいなものもあってオススメです。

 

終盤はリスニング素材探しにに奔走し、語学春秋社の「6段階マルチレベルリスニング」のレベル3、4、学研の「イチから鍛える英語リスニング入門編」など、一般的な英語学習や大学受験向けの教材に挑戦。

前者は小学生〜難関大学受験レベルの6段階に分けられており、自分にあったレベルを選んで購入する事が出来ます。(英検の等級も目安で示されているのでわかりやすい。)

あまり書店では見かけないのですがオススメできると思います。

 

後者の方は大学受験用の教材ですが、リスニングで得点を稼ぐためのポイントについても書かれてありますので、割と早めに通読しておくと良いのかも。

 

その他、英語の学習教材については、雑誌や新聞など実に幅広く豊富にあるので、手に入れ易い反面、しっかりと見定めていかないとお金の無駄遣いになりかねないと思います。

中学生自身が選ぶにはまだまだ難しい面があるかなと思いますので、親御さんがしっかりとサポートをしてあげると、効果的な学習に結びつくのでは、と思います。

長くなってしまったので、この辺りはまたの機会に。

 

 

この1年、息子がどんな勉強をしてきたか 〜得意な英語はまず英検

 

英語は中2の頃から好きな科目ではあったようで、結果的に最後まで得意科目であり続けました。

中2の2月に初めて受けた模擬試験では100点で偏差値69。その後もコンスタントに偏差値70前後をキープしていました。

私立の入試では準2級以上を持っていると有利になる学校もありますので、ごりごりの受験勉強の前に、まずは英検準2級を第二回(10月〜11月)までに合格し、その後、志望校の傾向に合わせた勉強をしていきました。

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英検のほか、数検、漢検でも、どれか一つ準2級以上持っていれば、なにかしらの優遇が受けられる私立高校がありますので、周辺の私立高校の入試要項などをチェックしておき、得意なもので検定試験に挑戦しておくと良いと思います。(地域、学校により必要な時期が異なるかも知れませんので確認しておきましょう。うちは第二回英検がギリギリくらいでした。)

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まずは腕試しとして6月の第一回英検で3級を受験することにしました。

初めての検定試験だったので、ひと月ほどでやりきれる、とっつきやすい問題集がよかろうと「英検3級をひとつひとつわかりやすく」にしました。

二次試験はすっかりナメた態度の息子の尻をたたき、旺文社の二次対策問題集を。

第二回の準2級に向けては、旺文社の総合対策教本に夏休みから取り組みました。(二次対策は3級と同じ旺文社の二次対策問題集)

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英検対策の本はそれこそ沢山ありますが、旺文社の総合対策教本が無難なのでしょうか?

うちは次の2級に向けてもこのシリーズにしました。

 

英検の勉強は受験に向けての基礎力アップになりますし、入試での優遇もあります。

また、英語の実力が数値で見えるので、NHKラジオの英語番組や学習教材を選ぶ上で目安がつきやすいという利点もありますので、積極的に取り組まれると良いかと。

http://4skills.jp/qualification/comparison_cefr.html

 

秋の英検準2級対策後には、所謂受験勉強の取り組みを開始しましたが、続きは次回に。

 

かく云う私は英語はさっぱりでして、おそらく今は息子の方が英語ができる状態です。笑

横で見ていて、どうしてわかるのかがさっぱりわかりません。笑

学力の推移を測る

受験をする上で自分の学力がどの程度なのかはやはり気になるもので、それを推し量る指標といえばやはり偏差値。

で、それを知るには模擬試験というものを受けてみる必要があります。

 

これは高校受験に限らず、中学も大学も同じなのですが、高校受験の模擬試験事情はその他とは少々違うように感じました。

というのも、高校受験はその他に比べて、受験者層の幅がとても広い。学校のカテゴリー毎に受験者層も問題の出題傾向も大きく異なっています。それ故に、地域毎、志望する学校のカテゴリー毎にそれぞれに適した模擬試験が存在しています。

 

大きくは一般的な公立高校志望者に向いているもの(神奈川県ならWもぎなど都道府県別に存在している)と、いわゆる難関校志望者に向いているもの(駿台模試など)があります。

それぞれ問題の出題傾向が異なるし、何より受験生の層が違う。故に算出される偏差値はそれぞれ異なってきます。

また、志望校の合格可能性や前年度の偏差値別の志望校合否の分布などが提示されるのですが、公立向きの模擬試験で提示される難関私立高校のデータなどはサンプル数が少ないであろうからあまりあてにはならないのではないかと思っています。

 

うちの息子の場合、当初、県立高校を第一志望としていたので、神奈川県入試向けの模擬試験を受けていました。

私立高校を第一志望に切り替えたのは中3秋頃とかなり遅かったので、この後に及んで違う種類の模擬試験を受けたところで結果を見て悩むだけになりそうでしたので、結局最後まで神奈川県入試向けの模擬試験一択で通しました。

 

模擬試験を受ける目的は学力の推移を知る事、得意分野の伸び方、苦手分野の克服状況を見極め、その後の学習計画を立てる事だと思いますので、あまり色々な種類のものを受けるのは得策ではないのかなと。

 

公立を目指すのか?難関私立を目指すのか?このあたりはやはり早めに方針を固めて、利用する模擬試験を選ぶのが良いと思います。

ここはうちは失敗した部類ですが。(笑)

それでもまあ、血迷わず、一つ一つの結果に一喜一憂せず、淡々と学力の推移、得意分野、苦手分野を見極めて対策して行く事はできたので、結果的には良かったのかなと。

駿台模試なんて受けてたら心折れていたかも。笑)

 

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当然、入試本番の出題傾向も公立と私立とでは異なります。

うちの息子曰く「公立の問題は難しくないけど手間がかかって面倒だから嫌い」なのだそうで。(特に数学)

なので私立向けの勉強(英数国3教科)に切り替えてからは渋々模擬試験を受けておりました。(理科社会も受けなきゃいけないし。)

それにしても最後の理科社会の結果はひどかったなーー。高校行ってから大丈夫か?(笑)